aamall

2020年07月03日

Mechanisms and Mechanical Devices Sourcebook

機械系の案件の翻訳で役立つのがこちら。

Mechanisms and Mechanical Devices Sourcebook


結構なお値段なんですけどね。

最初は通常の紙の書籍で購入したのですが、おばちゃんには読むのが大変で、、、

すごく文字が小さいんです。

で、結局文字サイズの変更も可能なKindle版を買いなおしました。

どちらも半額くらいまで値下げされてるときに購入したので、トータルでほぼ定価を払ったわけですが、両方あるっていうのも結構便利ですね。

仕事中にサクッと調べたいときはKindleで、暇なときに何となくページめくりながら眺めるなら紙版で。

技術的なことを調べたいときにも使えるし、色々な機構の構造や動作を説明する表現の勉強にもなるし、それなりの金額払った分、使い倒さなくては。

あと最近購入したのがこちら。

実用メカニズム辞典


どんな構造でどう動くかという話だけじゃなく、どういう目的でどんな機構を採用するかという話も書かれていて、ためになります。

やっぱり技術系出身じゃないので、明細書を読んでいても、なぜこうするの?というところがよく理解できないことがあります。

とりあえず明細書を書いた人が、こういう構造にするとこういう効果が得られるって言ってるんだから、まあそういうことなんだろう、と受け入れるわけですが、できればもう少し納得したいです。

こんなときに、気軽になぜ?と質問できる同僚が存在したらいいんですけどね。

いないので、技術書頼りです。

h_a_z_u_k_i at 17:21|PermalinkComments(0)書籍 

2020年06月30日

フリーランス特許翻訳者のメリット・デメリット

フリーランスで働くことのメリット・デメリットも、挙げるときりがないですよね。

メリットといえば、やはり通勤しなくてよい、働く日や時間をある程度自分で決められる、働き方次第ではインハウスよりずっと稼げる、わけわからん会議に出席しなくてよい、うるさい上司や同僚がいない、などなど。

私自身、あえてフリーランスで働くことを選んだわけですから、そのメリットは多いと思ってます。

ところで、特許翻訳者としてフリーランスで働くデメリットって何があるでしょう?

企業知財のインハウス翻訳者として働いた経験と比較すると、いくつか思い当たります。

まず、企業知財にいた頃は、発明者が同じフロアにいたので、疑問点をいつでも質問できました。

実際の部品を見せてもらったり、外から見えない部分にある部品はCADのデータを見せてもらったり、納得いくまで疑問を解消した上で翻訳をすることができました。

こういうのは、フリーランスでは難しいですよね。

意味不明な明細書に出くわすと、あの頃はよかったな~とちょっと懐かしくなります。

今、当時と比較して、これ以上にモヤモヤの原因になっているのは、特許事務所や出願人企業によって翻訳に対する考え方が違うことです。

表現の好み、翻訳の良し悪しの評価、米国実務で良いとされてるプラクティスなど、色々な点でみなさん様々なことを言ってきます。

外注翻訳者である以上、クライアントの言うことが最優先なので、言われた通りにやっておけばいいんでしょうけど、色々とモヤっとします。

2つの事務所の言うことが矛盾していたり、正反対だったり。

特定の判例を理由にある指示をしてきても、こちらとしては、それとは反対の解釈がされた判例も読んだことあるし、そこって断言できなくない?と思うことがあったり。

わけわからん都市伝説を押し付けられたり。

フリーランスのだと、その点を、指示書を書いた人とじっくり話し合うこともなかなかできません。

企業知財にいた頃は、その企業のスタイルにだけしたがっておけばよかったので、今よりはずっと気楽でした。

今は、クライアントAはこっちのスタイルを好むけど、クライアントBは他のを好むし、で、今回のクライアントCは特に指示がないけど、どうしたらいいんだろう?なんてことで悩んでます。

フリーランスで働く限り、この悩みからは解放されないんでしょうね。

でもまあ、色々な意見を聞けるのは、それはそれでフリーランスのメリットなのかな。

企業知財にいた頃は、あの翻訳スタイルこそが正しいスタイルみたいに思ってましたけど、その考え方って危険ですしね。

これからもモヤモヤは続きます。

h_a_z_u_k_i at 16:47|PermalinkComments(0)仕事 

2020年06月26日

細かいことが気になる

ある少女漫画を読んでいたら、お花見シーズン真っ最中に普通に学校で授業をうけ、それが終わったらいきなり1学期の中間試験という設定に、この高校は稚内にあるのかな?と真面目に考えてしまうくらい細かいことが気になります。

この性格、特許翻訳には向いてる気もするのですが、どうなんでしょう。

明細書の記載でよく気になるのは、特定の語句が何を限定しているのだろう?という点です。

例えば、以前『回転ローラ』というものが出てきたことがあるのですが、『回転』と付くからには回転しないローラというものも存在するのか?と、真面目に悩みました。

もともとが技術系出身ではないので、私がわかっていないだけで、そういうものもあるのかも?と。

しかし、ローラの意味を色々な辞書で調べても、やぱり回転しないんならただの棒じゃないのか?という結論に達したのですが、違うんでしょうか?

他にも、『三角形以上の多角形』という表現に出くわした時、三角形未満も多角形もあるのか?と真面目に悩みました。

このときは、ツイートしたらお返事が返ってきて、実は『二角形』『一角形』なるものも存在するらしいことを知ったのです。

そう、これは確かに私の知識不足でもあったわけですが、部材の平面形状に関しての話であれば、『三角形以上の』という表現は必要なんでしょうか?

明細書の中に表れる何気ない修飾句も、書いてある以上は何か意味があるはず、、、と考えるのですが、いくら考えても、これ要らないんじゃない?と思うものもあります。

企業知財部で翻訳の仕事をしていた頃は、その辺の技術者に質問すれば、なぜその語句が必要なのか、あるいは、実は要りませんでしたということを知れたのですが、フリーランスでやってるとなかなか難しいですね。

いちいち質問を送ってもいられませんし。

そんなわけで、日々明細書を書いてる方々、どう考えても要らない修飾句はつけないでくださいね。

翻訳者を惑わせますから。

h_a_z_u_k_i at 19:38|PermalinkComments(0)仕事 

2020年06月20日

Dangling Modifier(おまけ)

ツイッタランドにいい例が落ちてましたよ。


"After years of scandal and neglect"は何を修飾してるんでしょう?

この文、素直に解釈するなら、"the Trump Administration"になりますよね。

おっ、そうだとすると、別にこの文間違ってませんね(^^)

多分、書いた人が言いたかったこととは違うと思いますが。

h_a_z_u_k_i at 21:58|PermalinkComments(0)英語表現 

Dangling Modifier

『本発明の装置は』で始まった文が『~を制御する方法である』で終わるような明細書を翻訳しながら、まずは自分の書く文を制御する方法でも考えたまえ、、、と思っております。

なんでこんなことが起こるんでしょうね?

うっかり?

Google Patentsで検索してみたところ、関連案件の米国出願公報が出ていて、重複する部分も多かったので使いまわしができそうと思ったのですが、そこでもまた問題が。

英文自体は、もしかしたら英語ネイティブが訳したのかも?と思うような表現が多いのですが、とにかくdangling modifierが多い。

dangling modifierって?

何を修飾しているのか不明な修飾句や、文法的に正しい位置におかれていない、文法的に正しい形になっていない修飾句です。

ここ(Dangling Modifiers and How To Correct Them)の説明がわかりやすいかも。

一見すると、dangling modifierを含む文の方が簡潔に見えることがあります。

むしろ、修飾関係を正しく示す文の方がまどろっこしく見えたり。

dangling modiferが気にならない人からしたら、正しい英文の方が下手に見えるのかな?と心配になります。

実際に、翻訳会社のチェッカーさんに、dangling modifierを含む文に修正されたことありますし。

ツイッタランドにいた頃に好きだったアカウントで、New York TimesやWashington Postの記事の英文の間違いを指摘しているアカウントがあったのですが、そこでもよく指摘されていたのがdangling modifierでした。

英語圏が出版されるライティングの書籍でも、よくある間違いとして紹介されることは多いですね。

それくらい、どこででも見かける間違いです。

それだけ頻繁に見かけると、もう受け入れられてるのかな?などと思ってしまいます。

いや、でも見かけると気になるし。

よく、英文ライティングでは、clear, correct, conciseが大切と言いますが、この3つ、同列に並べるべきではないと思うんですよね。

まず大切なのは、correct。

文法的に正しい文を書くことは必須です。

clear, conciseのその後にくる話じゃないですか?

簡潔さを目指すために、文法的に間違った文にしてしまってはいけないと思うんですよね。

まあ、個人の見解ですが。

とにかく、原文は崩壊してるし、見つけた英訳も微妙だし、ハズレ案件引いたな、、、と泣きたい気分なのです。

h_a_z_u_k_i at 13:29|PermalinkComments(2)英語表現