aamall

2018年05月

2018年05月15日

まずはprosecution

『litigationよりもまずはprosecution』

これは、以前お会いした取引先の弁理士の方が言っていたことです。

翻訳会社の営業とか、フリーランス翻訳者の応募書類などで、訴訟を踏まえた英文明細書を作成しますという宣伝文句を見かけるけど、権利化しないことには訴訟にならないのだから、まずは権利化を考えるべきという考えだそうです。

もちろん訴訟は一切考慮する必要はないと言っているのではないです。

万に一つの訴訟の可能性よりも、目の前の権利化を重視すべきということです。

このお話を聞いた時はまだ取引開始前だったので、是非この事務所のお仕事がしたいと思いました。

そして、実際にお仕事ができることになってよかったです。

現在複数の取引先から仕事をいただいてますが、それぞれ指示されるルールが違います。

先に述べた事務所からの仕事は、とにかく審査官が読んで頭をかしげない英文にしてほしいというくらいで、細かい指示はあまりありません。

他にも、書式の設定以外特に決まりはなく、読みやすく自然な英文を希望という取引先もあります。

しかし、みんながみんなそうじゃないんですよね。

特許特有の決まりごとの他に、この単語は使用禁止とか、この表現はこう訳すとか、原文になくてもこの文言を追加とか、原文にあってもこの文言は訳出不要とか、とにかく注文が多い取引先もあります。

訴訟を考慮してってことなんでしょうけど、ルールが多すぎて内容に集中できんわっ!と訳しててイライラが募ります。

そんなに注文つけるなら、まずは原文からどうにかしてっ!っていうのが本音ですがね。

他にもっと良い取引先を確保したら言いますよ。

それにしてもねぇ。

特許翻訳者って魔法使いじゃないんだから、翻訳者を通せばどんな原稿も訴訟に堪え得る英文明細書になるわけじゃないんですよ。

今日は色々あってかなり愚痴モードです。

結論としてはね、細か~いルールを山ほど並べられるの嫌いなんです。

それよりも、本質的に求めてるものは何なのか、大枠を示してほしいんですよね。

これでも、米国特許法勉強したり、MPEP読んだり、判例読んだり、色々勉強してるんですよ。

もう少し任せてもらえないものですかね?

任せられないと思ったら、発注を止めればいいわけですし。

あああー、もっと愚痴りたいけど、この辺でおしまい。

h_a_z_u_k_i at 17:40|PermalinkComments(0)仕事 | 英文明細書