aamall

2018年06月

2018年06月22日

直取引にこだわる理由

特許翻訳の場合、出願人企業から直接受注するという経路は非常に珍しいと思いますので、ここでは特許事務所との取引を直取引として話を進めます。

現在のところ、直取引の割合は、売上げ全体のうちの7割から8割です。

月によって割合が変わるのですが、今年に入ってからは8割にかなり近いあたりで推移しています。

コネがないと直取引の開拓は無理という意見も聞いたことがありますが、私は全くコネはなかったです。

募集情報を見つけて応募する。

ただそれだけです。

直取引にこだわる理由はいくつかありますが、ワード単価はその中の1つです。

率直に言って、直取引の単価は翻訳会社の単価の3割増し。

同じ仕事をしているにもかかわらず、発注元が違うだけで3割増しの売上げになるわけですから、直取引を好むのは当然ですよね。

それ以外にも、理由はあります。

翻訳会社経由で仕事をしていて不満に感じるのが、内容よりも形式のチェックにこだわる傾向があるなということ。

例えば、クライアントが使用禁止用語をいくつか決めていて、"required"がその中にある場合、その意図は限定を避けるためであるというのは分かります。

ということは、"not required"と否定形で使う場合には問題にはならないはずなのに、翻訳会社の中の人に、使用禁止用語なので使わないでくださいと一律禁止されたり。

こんな感じで『指示書厳守、例外は一切認めない』ポリシーを押し付ける会社もあります。

まあ、指示書通りにやっておけば、ソースクライアントからクレーム言われても言い訳できますからね。

自分たちで判断するってことを放棄して、、、と愚痴をこぼしだしたら止まらない。

その点、直取引だと例外的な処理をしたとしても、その意図をコメントつけて送れば技術者の方で判断してくれますし、事前に質問する際にも伝言ゲームにならず話がはやいです。

ただ、直取引と一口に言っても、納品後の訳文のチェックを、明細書を執筆した技術者がしている事務所と、所内の翻訳者やチェッカーがしている事務所とがあるようです。

後者の場合、翻訳会社との取引と同じような状況が発生したこともあり、う~ん、、、と思うことも少々。

特許翻訳に限らず、原稿執筆者と翻訳者との間に入る人の数は少ない方がいいと思いますよ。

よって、希望はやはり、原稿執筆者が翻訳をチェックしている事務所との直取引です。

せっかくフリーランスで働いてるんですから、理想の取引先と仕事したいですよね。

h_a_z_u_k_i at 17:52|PermalinkComments(0)仕事 | お金の話

2018年06月06日

話題のものにはとりあえず乗っかろう

なにやら『吸血鬼の英文法』という本が話題になっているのを見かけて、何じゃそれ?と思って検索してみると、おー、あの本の和訳ねってことでした。

あの本といいますのは、こちら。

The Deluxe Transitive Vampire: A Handbook of Grammar for the Innocent, the Eager and the Doomed


More than a decade ago になってしまいますが、アメリカにある某大学でテクニカルエディティングのクラスを取ったときの教科書でした。

履修登録表に書かれた教科書名を見たときに、ん??って思うタイトルだったわけですが、中身を読むともっと『んんん???』でした(笑)

こういう本を教科書に選ぶ教授のセンスは好きでしたが、テストの採点の厳しさは、、、ホント、コンチクショーでした(´;ω;`)

このクラスのせいでGPA下がったのよね。

この本とセットで使用したパンクチュエーションの本もありまして、それがこちら。

The New Well-Tempered Sentence: A Punctuation Handbook for the Innocent, the Eager, and the Doomed 


なんせ昔のことなので、内容まで覚えてはいないのですが、こっちも結構笑える本だった気がします。

英語圏で出版されている文法や語法、スタイルに関する本って、所々にユーモア散りばめられてますよね。

読者を引き込む工夫がされているというか。

電車の中で読んでて、笑った勢いでつい鼻水が出たり、困ることもあります。

個人の感想ですが、いかにも教科書って感じじゃない本を教科書として指定する教授って、クラスでのディスカッションを重視する傾向があるなと感じたことがあります。

上の本を使ったテクニカルエディティングのクラスも、いつも賑やかでした。

本に書かれていることをすべて正しいとして暗記するのではなく、所々解釈にいちゃもん付けたり、自分ならこんな風に朱を入れるなんて議論をしてるのを聞きながら(参加しろよ、おいっ)なるほどね~と思っていた記憶があります。

英語母語話者に囲まれて、非英語母語話者が自分一人という環境では、議論に参加しようと考えてるうちに他の話題に移ってた、、、なんてことはよくあること。

留学経験者ならわかってくれるはず。

と、今日は思い出話を少々。

h_a_z_u_k_i at 13:51|PermalinkComments(0)書籍 | 英語学習