aamall

2020年05月

2020年05月31日

Punctuationの本が気になる

今気になるけど、買おうかどうしようか迷ってるのがこちら。

Actually, the Comma Goes Here: A Practical Guide to Punctuation


試し読みで読める部分だけ見てみたけど、なかなかいい感じ。

レビューもいいし。

もう一冊、前から気になってるのもあって、それがこちら。

To Comma or Not to Comma: The Best Little Punctuation Book Ever! 


悩めますね。

気になってるのになぜすぐ購入しないかと言うと、すでにPunctuationに関する本を結構持ってるからです。

アマゾンのサイトを見ながら、何冊手元におけば気が済むんだ?と自分に問いかけております。

折角なので、持ってる本をリストしてみよう。


The Blue Book of Grammar and Punctuation



The Chicago Guide to Grammar, Usage, and Punctuation



Grammatically Correct: The Essential Guide to Spelling, Style, Usage, Grammar, and Punctuation



The Best Punctuation Book, Period: A Comprehensive Guide for Every Writer, Editor, Student, and Businessperson



Punctuation Matters: Advice on Punctuation for Scientific and Technical Writing



Punctuation at Work: Simple Principles for Achieving Clarity and Good Style



レファレンス的なものから読み物として楽しく読めるものまで色々ありますが。

上の書籍の中では一番最後のが一番好きかも。

Punctuationってルールとしてきっちり決まっている部分はありますが、時には読みやすさのためにルールから外れる必要もありますよね。

そういう部分を説明してくれる書籍は何冊読んでも無駄になりません。

ただ、自分は読みやすさのために入れた方がいいと思ったコンマも、レビューする人に要らないと言われたり、コンマがあるとないとでは意味が違うでしょうと思うところで、その違いを認識してもらえなかったり。

ちゃんと勉強して考えて書いたはずの英文でも、レビューアーの対応にモヤモヤさせられることはありますよね。

なので、Punctuatioに詳しくない人が読んでも、Punctuationに頼らずに解釈できる英文を書くのが理想なんですが、現実にはそう簡単ではなく。

で、買おうかな?

どうしようかな?

とりあえず、もう少し悩みます。

h_a_z_u_k_i at 14:54|PermalinkComments(0)書籍 

2020年05月21日

『断面』は常に"cross section"なのか?

『断面図』という用語を"sectional view"と訳して、"cross-sectional view"に修正されることが時々あります。

何が違うんでしょう?

Merriam-Webster Unabridgedによると、それぞれいくつか定義が載っていますが、断面図の意味で当てはまるのは以下のがあります。

[cross section]
- cutting or section across: a section at right angles to especially the longer axis of anything
- a piece of something cut off in a direction at right angles to an axis
- a view, diagram, or drawing representing such a cutting

[section]
- the description or representation of something (as a building, piece of machinery, segment of the earth's crust) as it would appear if cut through by an intersecting plane
- the plane figure resulting from the cutting of a solid by a plane

つまり、"cross section"とは何らかの軸、特に長軸に垂直に切った面で、軸とは関係なくどこかの平面で切ったものは"section"ということではないでしょうか?

というわけで、明細書に出てくる『断面図』が全て"cross-sectional view"なわけではなく、何を基準に切った図面なのかを考慮した上で訳語を選択しなくてはいけないと思うのです。

私自身はそうしてるつもりなんですけどね。

特許翻訳では『断面図』の訳語は"cross-sectional view"しか認めない派もいるようで。

ついでに、『部分断面図』は皆さんどう訳されてます?

"partial sectional view"と訳されているのも見たことがありますが、"partial section"というのは、下の図みたいなやつです。

Untitled

部材全体を描きつつ、その一部だけを断面にして見せてる図です。

日本企業の案件でよく登場する『部分断面図』は、まず部材の一部を取り出して、その断面全部を描いてるものですよね。

そういうのは"fragmentary sectional view"でいいんじゃない?と誰かに教わったんだけど、誰だったか記憶が定かではありません。

辞書で"fragmentary"の意味を調べる限り、確かにそうかな?と思います。

ところで、翻訳のチェックを担当する際、他人の訳文に修正を入れる前に、辞書を引かないんでしょうか?

翻訳チェックが勉強になるというのは、たまに素晴らしい訳文に出会えて表現をパクれるからじゃないですよ。

他人の訳文に修正を入れる前には、元の訳文が不適切であり、自分の修正により改善されると確信が持てるまで念入りに辞書を引いたり調べものをする必要があります。

それをするから翻訳チェックは勉強になるんです。

でも、翻訳会社が設定するチェック料金って非常に安いので、そこまでやってられないのが現実ですけどね。

もっと真っ当なレートを設定してくれるなら、翻訳よりも翻訳チェックを専門にしたいのにな。

h_a_z_u_k_i at 14:51|PermalinkComments(0)英語表現 

2020年05月09日

特許翻訳者のための米国特許クレーム作成マニュアル

特許翻訳者のための米国特許クレーム作成マニュアル』という書籍が発売されるらしい。

まだ1か月先の話ですが、この著者の方、米国特許翻訳社という翻訳会社の社長さんですよね。

社名変更する前に、英文明細書マニュアルというのも販売していましたが、今回はクレームに焦点をあてるんでしょうかね。

さて、その英文明細書マニュアルも持ってはいますが、特許翻訳に関する書籍で紹介される『良い翻訳』というのも、参考にはなりますがどんなクライアントの案件でも通用するわけじゃありません。

依頼を受けて翻訳している以上、クライアントの意向が優先しますからね。

え?そうなの?と思うような指示があっても、一介の翻訳者としては従うしかないんですよ。

でも、色々な訳例に目を通して使える表現のストックを増やすことは大切ですね。

絶対にこれなら大丈夫という正解のない仕事ですが、翻訳に役立つ情報を収集するためにアンテナを張っておくことは重要です。

私が張ってるアンテナの一つ、愛読しているサイトがこちら

特許に特化したアメリカの事務所が記事を掲載しているサイトです。

CAFCのケースだけではなく、District Courtsのケースも取り上げてくれるので勉強になります。

ここで取り上げられるケースを見ていると、改めて、英文明細書、クレームはこう書けば大丈夫!という答えはないんだろうなぁと思います。

この事務所、YouTubeチャンネルも開設してて、webinar動画をアップしてくれるのでよくお世話になってます。

無料でこんなに情報を提供してくれるって、太っ腹ですよね。

感謝、感謝。

h_a_z_u_k_i at 18:30|PermalinkComments(0)書籍 | 勉強

2020年05月05日

翻訳者になるために必要ではないもの

あります?

愛嬌とか?

高い英語力がなくても翻訳でサクッと稼げるみたいな宣伝してる困ったのもいますし、実際に翻訳で報酬を得ているらしい人たちでも、英語力は高くなくても大丈夫という人もいます。

ツイッタランドを彷徨っていた頃、技術の専門知識があれば英語はそれほどできなくも翻訳ができると主張する人、専門知識も英語力もなくても機械翻訳の出力のおかしいところをちゃちゃっと修正できれば翻訳ができると主張する人、いろんな意見を見かけました。

でもね、なくていいものなんてないと思うんですよ。

例えば特許翻訳をやるなら、技術理解力、英語力、特許法の知識、全部備えているのが望ましいですよね。

このうちのどれかが欠けても、他が高ければカバーできるというものでもありません。

つまり、スキルの足し算じゃなくて掛け算で最終成果物の品質が決まると思うんですよね。

『○○がなくても翻訳はできる』とは、その○○を持ち合わせていない自分が翻訳を仕事にしていることを正当化するために言うんじゃないのかな?

じゃあ、そう言う自分は全部持ち合わせてるのか?といいますと、持ち合わせてません。

理系科目は好きですが、大学では言語学を専攻しましたし、理系科目の勉強は大学の一般教養で終わってます。

そんなわけで、そろそろ重い腰を上げて理系の学位を取るぞーっ!!と行動を開始したらアメリカはロックダウンですよ( ̄▽ ̄;)!!ガーン

成績証明書を取り寄せようにも、私が通った大学のある州2つはロックダウン継続するそうですし、いつになったら大学生になれるのやら。

h_a_z_u_k_i at 15:20|PermalinkComments(0)miscellaneous 

2020年05月02日

『翻訳は儲からない』というネガティブキャンペーン

『翻訳は儲からない』という話を見かけるたび、そういう言い方いい加減やめてほしいと思います。

その一方で、英語ができなくても検索ができれば楽々年商1,000万円!みたいなおバカな広告出してるのもいますけどね。

両極端すぎます。

で、翻訳は儲かるのか?儲からないのか?

まあ言えることは、翻訳という仕事が儲からないのではなく、翻訳で儲けられる人と儲けられない人がいる、ただそれだけのことです。

どんな職業だってだいたいそんなもんですよね。

もちろん『儲かる』の基準が年間売上げ1億円とかいうのなら、翻訳は儲からない仕事ということになってしまいますが、よく出てくる数字1,000万円なら、少なくとも特許翻訳では可能です。

こんなことを言うと、じゃあどうやったらそれだけ売り上げられるのかを書けって言われるわけですが、そこが難しいんですよね。

単純に計算すれば、単価いくらで1日に何ワード翻訳したら1,000万円に届きますって話になるわけですが、次は、じゃあその単価で発注してくれるクライアントはどこにいるんだ?って話になります。

それに対してよくある回答は、そういうクライアントも探せばいる。

これを言われてモヤっとしたことありません?

私はあります。

でも、他に言いようがないんですよね。

ところで、どういう翻訳になら高値がつくんでしょう?

そこが、色々考えてもよく分からないところなんですよね。

誤訳がない、訳抜けがない、ターゲット言語できちんとした文章が書かれている。

ここまでは基本中の基本。

後工程の負担が少ない。

これも基本だろうな。

基本を超えたところで何を求められているんだろう?

ずーっと前から考えてますが、分からないんですよねぇ。

と、結論のない記事になってしまいましたが、ま、いっか。


h_a_z_u_k_i at 21:53|PermalinkComments(0)miscellaneous